大阪ミナミの「ベトナムビル」で覚醒剤所持容疑、ベトナム国籍8人逮捕 不法残留の疑いも
本記事は複数の公開情報をもとに事実関係を整理したものです。逮捕・捜査段階の内容を含む場合、それは刑事手続きの一段階に過ぎず、有罪が確定した事実を意味するものではありません(推定無罪の原則)。起訴・不起訴・裁判の結果など、その後の経過について新たな情報が確認され次第、内容を更新します。本記事は特定の個人・団体・国籍・民族・思想信条を不当に貶める意図はなく、事実に基づく客観的な情報提供を目的としています。
大阪府警は2026年8月3日までに、覚醒剤取締法違反(共同所持)の疑いで、住所不定・無職のファン・ヴァン・フイ容疑者(23)ら、ベトナム国籍の男8人を逮捕したと発表した。容疑は同年6月28日、大阪市中央区西心斎橋のビル内にあるカラオケ店のVIPルームで、共謀して覚醒剤約0.2グラムを所持したというもの。
このビルは地上7階・地下1階建てで、ベトナム人向けの飲食店やナイトクラブなどが多数入居している。府警は6月28日にビル全体を初めて捜索した際、違法薬物とみられる粉末を多数押収しており、その後の鑑定で覚醒剤と判明したことから今回の逮捕に至った。逮捕された8人は主に20~30代で、技能実習生を含むとみられる。カラオケ店ではベトナム人以外の入店を規制していたとの情報もあり、府警は違法薬物の発覚を免れる目的だった可能性も視野に実態解明を進めている。8月5日には約45人の捜査員による再度の家宅捜索も実施された。
現在の状況: 逮捕された8人のうち何人が不法残留(入管法違反)の容疑も持たれているかなど詳細については情報源によって記載が異なり、本稿執筆時点で確定的な人数を特定できていない。認否についても明らかになっていない。続報が入り次第更新する。
ベトナム国籍者による覚醒剤密輸・所持事件としては、国際郵便小包を利用したスペイン向け密輸未遂事件(関連記事)なども報じられており、技能実習生や不法滞在者を含むコミュニティ内での薬物流通が各地で摘発されている。
編集部の視点
現時点では起訴・不起訴の判断が出ておらず、捜査段階の情報に基づく記事である点に留意されたい。逮捕はあくまで刑事手続きの一段階であり、有罪が確定した事実を意味しない(推定無罪の原則)。なお、警察庁・法務省の統計によれば、来日外国人による刑法犯の検挙件数は2023年から2年連続で増加している一方、2005年のピーク時と比べると依然として低い水準にある(関連記事)。個別の事案が全体の統計的傾向を代表するとは限らない点を踏まえた上で、続報を注視したい。