移民・共生
2026-09-17

韓国・慶尚南道で外国人労働者を狙い金銭脅取、10代・20代の男9人逮捕

タグ: 移民・共生 韓国 海外事例

本記事は複数の公開情報をもとに事実関係を整理したものです。逮捕・捜査段階の内容を含む場合、それは刑事手続きの一段階に過ぎず、有罪が確定した事実を意味するものではありません(推定無罪の原則)。起訴・不起訴・裁判の結果など、その後の経過について新たな情報が確認され次第、内容を更新します。本記事は特定の個人・団体・国籍・民族・思想信条を不当に貶める意図はなく、事実に基づく客観的な情報提供を目的としています。

韓国・慶尚南道の梁山(ヤンサン)市と金海(ギムヘ)市で、外国人労働者を標的にした恐喝事件が相次いで発覚し、10代・20代の男9人が逮捕されたことが2026年9月17日、報じられた。Seoul Economic Dailyの報道によると、梁山市では20代の男2人が2026年6~7月にかけて、無登録のオートバイに乗る外国人を「無登録運転を警察に通報する」などと脅し、約24件にわたり計200万ウォン(約20万円)相当を脅し取った疑いがある。

金海市では、中高生6人を含む男7人が2025年9月~2026年6月にかけて、同様に外国人労働者の多い地域で外国人を標的に脅迫・暴力行為に及んでいたとされる。被害者らは不法滞在や在留資格の書類不備を懸念し、警察への通報を躊躇していたと指摘されている。

現在の状況: 被害者の総数や国籍の詳細、送致・起訴の可否については本稿執筆時点で明らかになっていない。続報が入り次第更新する。

本件は日本と直接の関係はないが、在留資格の不安定さを悪用して外国人労働者を狙う犯罪は各国共通の課題であり、通報を躊躇させる構造そのものが被害の潜在化を招くという点で、日本国内の技能実習生・外国人労働者保護の議論にも通じるテーマといえる。

編集部の視点

技能実習制度は2027年4月に「育成就労制度」へと移行する予定であり(関連記事)、本件のような動きも、この移行過程における制度設計の一環として位置づけられる。受け入れ拡大を進める際には、送り出し国側の仲介業者問題や、受け入れ企業側の管理体制整備など、実務レベルでの課題も同時に解決される必要がある。制度が「絵に描いた餅」にならないためには、施行後の運用実態を継続的に検証していく視点が欠かせない。

出典: Seoul Economic Daily(韓国)
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