技能実習・特定技能
2026-10-07

育成就労の前提となる日本語講習、受け皿は全国7500人分 来日見込み年15万人に対し不足 日経報道

タグ: 技能実習・特定技能 育成就労 日本語教育 政策

本記事は複数の公開情報をもとに事実関係を整理したものです。逮捕・捜査段階の内容を含む場合、それは刑事手続きの一段階に過ぎず、有罪が確定した事実を意味するものではありません(推定無罪の原則)。起訴・不起訴・裁判の結果など、その後の経過について新たな情報が確認され次第、内容を更新します。本記事は特定の個人・団体・国籍・民族・思想信条を不当に貶める意図はなく、事実に基づく客観的な情報提供を目的としています。

日本経済新聞は2026年10月7日朝刊の1面で、2027年4月に始まる育成就労制度の前提となる日本語講習の受け皿が不足していると報じた。同紙が出入国在留管理庁のアンケートを分析したところ、文部科学省の認定を受けた機関による日本語講習の受け皿は全国で7500人分にとどまる一方、育成就労制度では年間15万人程度の来日が見込まれるという。

同紙によると、講習枠は東京や大阪に集中しており、31県では100人に届かない状況だという。育成就労制度は、技能実習制度に代わる新制度として2027年4月1日に施行される予定で、就労開始前に一定の日本語能力を身につけさせることが制度の柱の一つとされている。日本語教育の担い手確保は、制度開始まで半年を切った段階での課題として、NHKなども2026年10月1日に報じていた。

現在の状況: 政府が受け皿不足に対してどのような対応を取るか、認定機関の拡充の見通しについては本稿執筆時点で明らかになっていない。続報が入り次第更新する。

日本語教育体制をめぐっては、文部科学省が在留外国人への日本語集中指導「プレクラス」の拡充を2027年度予算に盛り込む方針も示している。関連記事

編集部の視点

技能実習制度は2027年4月に「育成就労制度」へと移行する予定であり(関連記事)、本件のような動きも、この移行過程における制度設計の一環として位置づけられる。受け入れ拡大を進める際には、送り出し国側の仲介業者問題や、受け入れ企業側の管理体制整備など、実務レベルでの課題も同時に解決される必要がある。制度が「絵に描いた餅」にならないためには、施行後の運用実態を継続的に検証していく視点が欠かせない。

出典: 日本経済新聞
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