移民・共生
2024-05-01

朝日新聞調査、在日クルド人への反感招いたSNS投稿は実はトルコ人によるなりすましと判明

タグ: 移民 共生 クルド人 誤情報 トルコ

本記事は複数の公開情報をもとに事実関係を整理したものです。逮捕・捜査段階の内容を含む場合、それは刑事手続きの一段階に過ぎず、有罪が確定した事実を意味するものではありません(推定無罪の原則)。起訴・不起訴・裁判の結果など、その後の経過について新たな情報が確認され次第、内容を更新します。本記事は特定の個人・団体・国籍・民族・思想信条を不当に貶める意図はなく、事実に基づく客観的な情報提供を目的としています。

朝日新聞は2024年5月1日、在日クルド人への反感を招いてきたSNS上の投稿の一部が、クルド人になりすましたトルコ国籍の男性によるものだったと報じた。同紙の取材に対し、この男性(タイフンと名乗る)は、少なくとも180件の投稿を行っていたことを認めたという。

問題となった投稿は「クルド人怖い」「追い出そう」といった反感を誘う内容で、これを読んだ日本人の間に怒りや恐怖が広がり、排外的な主張が拡散する一因になったと指摘されている。X(旧ツイッター)の投稿分析ツール「ブランドウォッチ」による分析でも、「クルド」への言及を含む投稿が2023年以降、事あるごとに急増していたことが確認されている。

現在の状況: なりすまし投稿を行っていた人物の目的や、他に同様の投稿を行っていた人物がいるかどうかなど、全容の解明については本稿執筆時点で明らかになっていない。

本件は、川口市の住宅街での迷惑行為報道(関連記事)や視察妨害事件の不起訴処分(関連記事)など、これまで報じられてきたクルド人をめぐる一連の摩擦の背景を考える上で重要な情報である。米国の大学ジャーナリズムプログラムによる報道(関連記事)でも、反クルド的な言説の一部がトルコ由来である可能性が指摘されており、本件の分析と符合する。クルド人への反感が、実際の迷惑行為の報道だけでなく、組織的な情報操作によっても増幅されてきた可能性を示す事例として、両論併記の観点から重要な参考情報となる。

出典: 朝日新聞デジタル(SlowNewsで詳報)
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